記事

事業者
群馬県県土整備部

後藤技監インタビュー

2024/04/16 群馬建設新聞


「技監の責務をしっかりと果たせるのか?」と自問しながら、日々業務に取り組んでいるという後藤技監。「まずは、部所管業務の状況把握に努めている」という。また、「新年度を迎え宮前部長の下、新たな目標を掲げ、県土整備部として重点施策の推進に取り組むこととなった。部所管業務を着実に推進させるため、宮前部長の補佐役として部内各所属長としっかりと連携できれば」と意気込む。「とはいえ、宮前部長を筆頭に部内所属長は、みな経験豊富であり技術的な知見も持っているので、自分の出る幕はないかもしれない」と謙遜した。

1987年に高崎土木へ配属され職員としてスタートをきった。「入庁したころを知る先輩には、『まさかねぇ』とか『大丈夫なのか』と言われそう」と笑う。また、「当時は、職場の先輩だけでなく、高崎市や建設業協会高崎支部の方々からも暖かく指導や助言をしていただいた」と振り返り「その後の配属先でも良好な関係性を築くことを大切に考え、これまでやってきたつもり」と思いを口にした。

若手職員には「自分一人でできることには限りがあるので、所属の仲間や関係市町村、建設業界の方々と協力し困難な事案を乗り越え、一つ一つ成功体験を積み重ねながら成長してもらいたい」と話す。また「自分が入庁したころとは違い、若手職員を取り巻く環境は厳しくなっている」と現在の状況について話すと「仕事上の課題などを一人で抱え込まないよう見守っていただき、優秀な人材が活躍できるよう配慮してもらいたい」と周りの先輩へ協力を求めた。

建設産業界に対しては「県土整備部の取り組みにご理解、ご協力いただき感謝している。降雨時や降雪時のパトロールや緊急対応、自然災害発生時の復旧対応など、県民の安全、安心の確保には欠くことのできない『地域の守り手』役を担っていただいている」と日ごろの活動に感謝の言葉を述べた。さらに「災害レジリエンスは建設業界の体制に左右される。建設DXの推進など、さまざまな取り組みを通じ、『持続可能な建設業』への支援ができるよう、連携を図りながらしっかりと取り組ませていただきたい」と力強く語った。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら