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(社)山梨県測量設計業協会

原理や特徴など説明/LⅰDAR SLAM体験講習開く

2024/04/18 山梨建設新聞

 山梨県測量設計業協会(望月俊人会長)は、LⅰDAR SLAM(ライダースラム)体験講習会を県立青少年センターで12日に開催した。会には測量機器メーカーの担当者を講師に、多くの協会員が参加した。午前中はLⅰDAR SLAMを扱うメーカー担当者が原理や特徴などを講演。午後には同センターの運動場で体験測定と、測量データの説明や質疑、実際に機器を導入した企業による感想を参加者に伝えた。

 LⅰDAR SLAMは、レーザースキャナーを用いた自己位置推定と同時に、周囲の点群を作成する技術による測量業務をリアルタイムで空間把握するという技術として普及が進んでいる。

 主な用途はUAVで飛行できないエリアの測量業務や、局所的な狭小部での活用が有効とされている。同日の午前中に同センターの多目的ホールにおいてメーカー担当者が機能や効果などを参加者に説明した。

 お昼を挟み午後からは、同センターの運動場で体験測定が行われた。同技術による測量機器には、センサーやカメラが備わった手持ち型のハンディタイプと、背中に背負う装着型でGNSSアンテナが備わったバックパックタイプがある。参加者たちはメーカー担当者の説明を受けながら、歩行して計測を行う測量作業を見学し、機能や操作方法を学んでいた。

 その後は多目的ホールに戻り、パソコンを使って測量データの説明が行われた。

 講習会の最後は、実際に同機器を導入した企業による感想として「手軽に使えるのがライダースラムの良いところ」や「見えないところを取る圧倒的なスピード感は経験しなければわからないと思う」などの効果を語っていた。


【写真=ハンディタイプの機器にも触れた、背中に背負う機器を使った測量を実演、LⅰDAR SLAMの機能などを学んだ】

ハンディタイプの機器にも触れた 背中に背負う機器を使った測量を実演 LⅰDAR SLAMの機能などを学んだ

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