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長野県安曇野建設事務所

松糸道路の橋梁設計を5月から順次広告

2024/04/19 長野建設新聞

県安曇野建設事務所と安曇野市は14日、地域高規格道路松本糸魚川連絡道路の安曇野市新設区間「安曇野道路」についての説明会を市役所で行った。安曇野道路の延長約4㎞の内、橋梁は総延長が約1770mで、現場条件などから4区間に分ける、詳細設計の公告を5月から順次行う予定だ。

計画している橋梁は明科高架、犀川渡河部、穂高高架(南)、穂高高架(北)の4橋。県の発注計画によると、明科高架は6月公告(PC7径間連結ポストテンションバルブT桁橋、延長301m、工期約18カ月)、犀川渡河部は5月公告(鋼7径間連続箱桁橋、延長640m、工期約18カ月)、穂高高架(南)は6月公告(鋼7径間連続箱桁橋、延長445m、工期約18カ月)となっており、入札方式は全て総合評価を採用する。なお、穂高高架(北)(コンクリート橋、延長約380m)の発注時期や工事概要は明らかになっていない。また、犀川渡河部の橋梁は、河川内の橋脚は地中深さ約20m程度のニューマチックケーソン工法を採用し、地下水位低下を軽減する方針。明科IC周辺の陸上部は、地下水位よりも高い位置を低版位置とする。橋桁は景観を阻害しない褐色系を検討している。

そのほか橋梁関連では、明科ICのB・Cランプおよび穂高南ICのA・Dランプはコンクリート橋を予定している。

2024年度は橋梁以外に道路・ダイヤモンドIC詳細設計1本、ダイヤモンドIC詳細設計2本、地質調査1本の発注を計画。道路・ダイヤモンドIC詳細設計は5月、ダイヤモンドIC詳細設計2本は10月、地質調査は11月の公告を予定している。いずれも総合評価による入札を想定。

そのほか、都市計画決定の手続きおよび犀川右岸の用地測量に着手。都市計画決定の内容などについては夏頃に説明会を開く予定。また、用地に影響する事業範囲幅について、5~6月頃に現地に杭を設置する。都市計画決定後は、用地買収に取り掛かり、ある程度用地が確保できた段階で工事に着手する。早期に効果が出るよう、部分的な供用も含めて検討を進めるとした。

犀川右岸側の工事用道路については、①安曇野道路買収地内②安曇野道路沿いの付替え市道・既存市道など③犀川右岸堤防管理用道路④安曇野道路と幹線道路を結ぶ市道を使用する予定。

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