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群馬県道路管理課

松田道路管理課長インタビュー

2024/04/20 群馬建設新聞


「道路管理課は交通安全対策や道路除草・除雪、路面補修など県民の関心も高い仕事が多く、災害対応など迅速な対応も求められることから責任も重大」と身を引き締める。「それだけにやりがいを感じられる仕事。そのような業務に携われる機会を得られたことに感謝している」と述べた。さらに、「従来のやり方を柔軟に見直す視点も大切にしたい」とし「人員や予算が限られる中で、課題を解決していくには新たな発想も必要。課員の力が存分に発揮できるよう、コミュニケーションを大切にしながら組織運営に努めていきたい」と思いを語った。

事業については「緊急輸送道路の強靭化や集落の孤立化を未然に防ぐ対策なども急務。引き続き、緊急輸送道路における無電柱化や道路防災対策を推進したい」と話す。また、「群馬県の中高生自転車事故件数が全国ワースト1となっていることに触れ「自転車活用推進啓発チーム『GMET』による啓発活動や自転車通行空間整備などの施策を推進したい」と話した。

これまで携わった思い出深い事業を尋ねると、八ッ場ダム水源地域対策事務所で八ッ場ダム建設事業中止と再開を経験したことだという。生活再建事業として建設された、道の駅「八ッ場ふるさと館」の立ち上げに携わった。「長野原町や地域住民とともに、構想検討から設計建築、商品企画など開業に向けて数々の話し合いを行い、無事に開業を迎えることができた」と当時を振り返る。たまに道の駅に立ち寄り賑わっている様子を見ると「感慨深い気持ちになる」と思いを口にした。

若手職員には「自らのアイデア、発想で新しいことに挑戦してもらいたい」とアドバイス。「どんな仕事でも工夫できる余地はある。小さな挑戦でも構わない、自分の考えで変えていく楽しみ、醍醐味を味わってもらいたい」と期待を寄せた。

建設業界に向けては「災害時の応急対応や大雪時の道路除雪など、昼夜たがわず最前線で対応いただいている」と改めて感謝の思いを伝えると「社会インフラの整備や維持を担う建設業界は、地域に欠かすことができない存在」とし、良きパートナーとして県民の安全と安心を守っていくため引き続きの協力を求めた。

土日はストレス解消にガーデニングに挑戦しているとか。芝生の雑草抜き、バラや庭木の剪定などやっているが「時間が足りなく、十分な管理ができてない」と嘆く。特にバラは難しいらしく「いつかは庭でゆっくりとくつろげるようなローズガーデンが完成したらいいな」と笑顔で話した。

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