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栃木県住宅課

県営住宅整備、平松本町、うえの長寿命化、細谷、野沢、平松本町6棟が設計

2024/04/23 栃木建設新聞

 県住宅課は、2024年度の県営住宅整備事業実施箇所をまとめた。予算額は15億5090万円。長寿命化型改善は宇都宮市の平松本町11~12号棟で屋上防水・外壁、給排水設備改修工事、うえの6号棟で屋上防水・外壁改修工事を発注。平松本町13~14号棟、細谷8~9号棟、野沢4~5号棟で給排水設備改修などの設計に着手する。

 福祉対応型改善はうえの、犬塚(小山市)で工事を実施。西原1号棟(宇都宮市)、若杉1~2号棟(日光市)、三島1号棟(那須塩原市)はエレベーターを改修する。工事は7月以降に発注する。

 平松本町11~12号棟(2棟32戸)は1990年度の建設。いずれもRC造で11号棟は5階建て延べ1231平方m、12号棟は4階建て延べ1053平方m。陸屋根の屋上防水・外壁改修や給水設備、台所まわりの排水設備などを改修する予定。設計は本澤建築設計事務所。

 うえの6号棟(24戸)は90年度の建設。RC造4階建て延べ1639平方m。陸屋根の屋上防水や外壁改修を実施。設計は渡辺有規建築企画事務所。

 設計を委託する平松本町13~14号棟(2棟32戸)は90年度の建設。13号棟はRC造5階建て延べ1231平方m、14号棟はRC造4階建て延べ1053平方m。屋上防水・外壁、給排水設備改修を予定しており、25年度以降に工事を実施する。

 細谷8~9号棟(2棟42戸)は77年度の建設。8号棟はRC造3階建て延べ1167平方m、9号棟はRC造3階建て延べ1556平方m。

 野沢4~5号棟(2棟48戸)は77年度の建設。2棟ともRC造4階建て延べ1557平方m。細谷、野沢住宅とも給排水設備の改修を予定している。

 福祉対応型改善工事の戸数はうえの2戸、犬塚4戸。浴室入り口の段差改善や玄関手摺り設置など1階の空き部屋をバリアフリー化する。設計はうえのを創建設計、犬塚を渡辺建築設計事務所が担当した。

 安全性確保型改善のエレベーターは西原で1基、若杉で5基、三島で1基の改修工事を実施。戸開走行保護装置や耐震性を高める部材の補強・設置など基準に沿った改修を行う。

 このほか建て替えの若草住宅1号棟建設工事に着手。長寿命化改善のうえの4~5号棟、犬塚4~6号棟の屋上防水・外壁改修、給排水設備改修工事を完成させる。

 県営住宅整備事業以外では、耐用年数を超えた用途廃止住宅を解体する総量適正化推進事業に4871万円を計上。宇都宮市の江曽島1~3号棟(18戸)で工事、細谷4~7号棟(20戸)で設計を実施する。江曽島は69年度、細谷は76年度に建設された準耐火構造2階建ての住棟。

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