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茨城県神栖市

交流施設・公園整備/波崎東の活性化基本計画

2024/04/25 日本工業経済新聞(茨城版)

 神栖市は、波崎東地区において波崎東ふれあいセンターほか3施設と周辺の再整備を計画している。「波崎東部地域活性化基本計画」では、各施設の整備方針が明らかになった。同センターは2026年度以降解体し、敷地内に交流施設を整備。豊ヶ浜運動公園では25年度にスケートボードパーク新設に向けた基本・実施設計に着手したい考え。波崎海岸砂丘植物公園の整備も推し進める。

 波崎東ふれあいセンター(波崎9572-1)では、グラウンド部分に交流施設を建設。施設内の導入機能として▽地域交流機能(エントランス、多目的室、子育て世帯交流室、学習室)▽防災機能(防災備蓄倉庫、指定緊急避難所)-を計画している。屋外には朝市やマルシェ、移動式販売を導入できる交流スペースや駐車場も検討。そのほか、将来的に医療施設や商業施設を設置できる場所を確保するとした。

 現施設については旧波崎東小学校を14年にリニューアルし、コミュニティーセンターとして活用しているもの。26年度以降解体し、新施設の整備を進めていく。建物に関しては、RC造3階建て、延べ床面積3761㎡(敷地面積1万8511㎡)。1971年建築。現況としては、塩害や老朽化による傷みが激しくなっている。屋内運動場は2026年度以降も使用を継続する方針。

 豊ヶ浜運動公園(波崎9579)周辺では、スポーツ広場の西側にスケートボードパークを整備する。形式はフルコンクリート型で計画。設置セクションについては全般向けとし、24年度に意見集約や利用条件の精査を行う。設計および整備は25年度より順次進める考えだ。

 また、27年度以降、同公園内の旧グリーンスポーツセンター管理棟を解体し、跡地に津波避難施設としての機能を備えた展望タワーの整備を検討している。同園の敷地面積が6・64 ha、1976年開設。園内施設として、フットサル場、スポーツ広場、ウオーキングコースや駐車場、トイレを有する。

 波崎海岸砂丘植物公園(波崎9594)に関しては、2021度より実施している海岸性植物等の植栽を継続するほか、四阿の設置2カ所、遊歩道再整備、駐車場出入口の改良を行っていく。同園は敷地面積が4・80 ha、1992年開設。トイレ、駐車場(51台)が備わっており、再整備で魅力向上を図る。



【波崎東ふれあいセンター用地のイメージ】

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