記事

事業者
群馬県住宅政策課

住宅政策課 石関課長インタビュー

2024/04/25 群馬建設新聞

住宅については「『どのような住まいに、どう住まうか』、豊かな住生活が幸福を実感する人生への影響は大きく、県民の豊かな住生活の一助を担うことに緊褌一番の必要を改めて感じている」と話し「誰もがウェルビーイングを実現する住まいを確保することができる群馬県を目指して、関係各所と連携しながら多角的な施策に取り組みたい」と抱負を語った。そうした中で「住宅に関する施策は幅が広く、自助、共助、公助のアプローチが重要な戦略である」と考えを示し「これまでも居住支援の普及へ取り組みを行ってきたが、今年度は市町村居住支援協議会の設立をはじめとする円滑な居住支援の体制整備について、より一層の成果を目指す」と意気込んだ。

建設技術センターに派遣されていた時には、指定確認検査機関を立ち上げに携わった。まだ、全国的に事例が少なく、他県の情報などを収集しながら半年ほどかけて機関を立ち上げたといい「当初1年間ほどは利用者が少なく、開店休業の状況であった。状況打開のため上司とハウスメーカーなどいろいろな会社を回って営業したところ、次第に利用者が増えて軌道に乗った時はうれしかったことを覚えている」と当時を振り返る。また、倉渕村への派遣時代に自ら設計してキャンプ場のバンガローや炊事棟を整備したことは「貴重な体験だった」と話した。

若手職員には「柔軟で自由な発想により、前例を一歩ずつ改善してもらいたい」と期待を込める。また、「これまでの実績を振り返りつつ固定観念を打破するような取り組みを」とアドバイス。さらに「仕事の効率と満足度を高めながら、家族や趣味に充てる時間も確保してほしい」と話した。

建設業界に向けては「希望する誰もが住宅に関する適切な情報を入手できる環境の整備と、幸福の実感できるすまいの供給に協力を」と訴える。加えて、群馬県には優れた住宅資源である古民家が数多く残っていることを踏まえ「県では古民家の流通促進に取り組んでおり、建設業界においても古民家や古材の流通に目を向けていただければ」と協力を求めた。

キャンプは趣味の一つ。「二匹の犬とともに家族でキャンプに出かけているが、昨年からはバイクでソロキャンプにも出かけている」という。「オープンエアーでビール片手に過ごす休日は格別」と、笑顔で話す一方で「ソロキャンプに快く行かせてくれる妻に感謝」と思いを口にした。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら