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【群マネ】来夏の中間とりまとめ/検討手引きや課題解決方策

2024/05/07 本社配信

 国土交通省は地域インフラ群再生戦略マネジメントの議論で、実施手法検討会へ今後の論点を示した。また、計画検討会と合わせて2025年夏ごろに群マネ検討の手引き(仮称)や、制度等における課題解決の方策について中間とりまとめを行うスケジュールも明らかにした。なお、8、9日にはモデル地域になっている秋田県大館市で実施手法検討会が意見交換会・現地視察を行うなど、検討熟度を上げていく。

 7日に開いた実施検討会で明らかにしたもの。群マネの業務・工事実施のために検討が必要な事項として入札・契約関係からアプローチする議論で、単独分野における広域連携、単独自治体での分野横断に関する検討を進めた。

 広域連携、分野横断の業務・工事実施における入札契約について論点は▽適切なインフラメンテナンスを行うための管理水準の設定▽受注者の創意工夫を促す方策▽受注者の技術力・体制を確認・確保する方策▽適切な契約期間▽適切なインフラメンテナンスを行うために、本来必要な行政コスト(技術者の人件費を含む)の計上はどうあるべきか―の5点。

 議論具体化に向けてヒアリングにも取り組む。同日、主に業務・工事のマネジメントを担う事業者としてインフロニア・ホールディングスと西日本旅客鉄道を招いて話を聞いた。非公開で行われたが、事業者としての課題や今後の展望などを聞いている。

 大館市での現地視察会は、主に地域の担い手として業務・工事を行う事業者に課題や今後の展望などを聞く。発注者に対しても課題や、実現したいことも。ほかにも同市が民間活力活用促進ワーキンググループの支援を受け包括的民間委託に取り組んでいるため、課題や効果についても聞く考え。

入札・契約の観点から群マネを議論した

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