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茨城県八千代町

複合文化施設の基本設計/RC造2階、延べ3207㎡

2026/10/06 日本工業経済新聞(茨城版)


 八千代町は、(仮称)保健子育て複合文化施設の基本設計をまとめた。地域交流センター、保健センター、子育て支援、多目的ホールなどの機能を集約し、施設規模はRC造2階建て、延べ3207・25㎡、建築面積2179・72㎡。最大約350人規模の多目的ホールをはじめ、遊戯室や学習室、会議室、調理スタジオなどを整備する。2030年度の供用開始を目指し、27年度にデザインビルド方式により、実施設計と建設工事を一括発注する。



 建設地は菅谷1029番地にあるB&G海洋センターを解体した跡地の敷地9414・68㎡。

 基本コンセプトには「地域がつながる町民の発表拠点」を掲げ、町民が気軽に集い、活動し、支え合う場として、地域交流、保健、子育て支援などの機能を複合化する。

 1階の床面積は、1950・69㎡。エントランスホールを中心に地域交流センター、保健センター、多目的ホールなどを配置する。エントランスにはカフェや交流スペースを設け、イベント開催時や健診時には待合スペースとしても活用する。多目的ホールは移動観覧席を備え。舞台側には控室や器具収納、搬入口などを配置し、バックヤードまで2tトラックが乗り入れられる計画とした。防災備蓄倉庫もホールに面して設置し、災害時の避難拠点としての活用を図る。

 地域交流機能では、調理スタジオをプロパンガス対応とし、災害時の炊き出しにも利用する。屋外には芝生広場を設け、マンホールトイレやかまどベンチを配置。平常時は憩いの空間として利用し、非常時には災害対応スペースとして機能させる。

 2階は床面積1256・56㎡。遊戯室、学習室、音楽スタジオ、スタジオ、会議室、和室などを配置。遊戯室には大型遊具などを設ける。会議室は3室で、移動間仕切りによって20~60人程度の利用に対応する。

 自然採光や自然通風を取り入れ、20kWの太陽光発電設備やLED照明、高効率空調機を採用するほか、吹き抜けの高窓を活用した自然換気などによってエネルギー使用量を抑制し、ZEB Ready基準相当の性能確保を目指す。

 外観は公共公益施設として「シンプルで力強い」デザインを基本とし、内装はモノトーンを基調に木質材を最大限活用し、温かみのある空間に仕上げる計画だ。

 建物周辺には車椅子利用者用などの駐車区画を配置し、将来的な駐車場整備も考慮する。

 新施設の完成・供用開始後には保健センターや中央公民館などの既存施設の解体や外構整備を段階的に進める。既存施設については、27年度に海洋センター、30年度に中央公民館、31年度に保健センターを順次解体。31~32年度にかけて外構工事を進める。

 概算事業費には基本構想・基本計画段階で48億7000万円を見込む。内訳は、設計・監理費2億円、本体工事費40億円、外構整備費2億2000万円、既存施設解体費3億5000万円、備品費1億円を試算している。

 基本構想・基本計画・基本設計の策定は三橋設計が担当した。

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