県河川課は5日、7月17~18日の豪雨による公共土木施設の災害査定結果をまとめ、足利市を中心に63カ所で15億2128万1000円となった。内訳は県管理が40カ所11億1828万7000円、市町管理が23カ所で4億299万4000円。山前公園(足利市大前町)は16日に災害査定を受検する。査定結果を受け、県と足利市は測量調査・詳細設計を踏まえて年内の本復旧工事の発注を目指す。道路はすでに仮復旧工事を実施し交通を確保した。河川と砂防箇所は渇水期施工を視野に事前準備を急ぐ考え。(2面に災害査定箇所)
被害は足利市に集中しており、佐野市の県管理施設を含め安足土木事務所管内の公共土木施設で占めている。
県管理施設のうち最も被害額が大きいのが河川の25カ所8億2691万円。足利市小俣町昭和橋上の1級河川小俣川右岸で側方浸食により玉石積み護岸が崩落、流失した。
砂防は14カ所2億6743万8000円。足利市松田町出口河原橋上の1級河川松田川左岸ではブロック積み護岸が崩壊。ブロックが積まれた上部の土羽部分がえぐられ流された。
道路は足利市松田町中通橋下の一般県道松田葉鹿線1カ所。被害額は2393万9000円。松田葉鹿線の隣を流れる松田川の増水で路体部分がえぐられ流された。
市町管理施設は道路が13カ所3億968万3000円。足利市板倉町で隣を流れる松田川の側方浸食で市道葉鹿町106号線の路体が崩壊、ガードレールの杭部分が露出した。
河川は10カ所で9331万1000円。足利市月谷町の普通河川袋川支川が増水。両岸の玉石積みや土羽護岸を押し流した。
道路は通行を確保する応急復旧工事に着手。河川と砂防は災害査定結果を踏まえ本復旧工事に着手する。
県は7月23~24日の2日間、災害調査のため災害復旧アドバイザー2人を足利市に派遣。27~29日には1人を派遣しており、災害査定のポイントなどを足利市職員にアドバイスした。
豪雨は日本に接近した前線の影響で線状降水帯が発生。県南の足利・佐野を中心に記録的な雨量を観測。宇都宮地方気象台の発表によると、最大時間雨量が足利で65・5㎜、葛生で38㎜、栃木が36㎜、佐野では32㎜となった。
















