建設業労働災害防止協会(建災防)の「第63回全国建設業労働災害防止大会in新潟」が8日、新潟市中央区の朱鷺メッセを会場に開幕した。新潟市での開催は13年ぶり4回目。大会スローガンは「仲間の一声で摘む危険 みんなで築く安全職場」。9日は5つの専門部会の発表などが行われる。
初日の総合集会で今井雅則会長は「建設業における労働災害は依然として発生しており、死亡災害や重篤な災害の撲滅には至っておりません。現場にはさまざまな危険が存在しており、これらを防止するためには、設備を整え、安全ルールを徹底することだけでなく、現場で働く一人一人が危険を見逃さず、互いに声を掛け合いながら行動する安全文化を根付かせることが不可欠です」と強調。「現場で交わされる何気ない一言が危険を未然に防ぎ、尊い命を守ることにつながります。そして安全は管理監督者だけでなく、そこで働く全ての人が主体的に取り組んでこそ実現できるもの」とし、日々の安全活動の実践を呼び掛けた。
続いて高市早苗内閣総理大臣がビデオメッセージを寄せるとともに、上野賢一郎厚生労働大臣、井林辰憲国土交通大臣の祝辞の後、花角英世県知事は「関係者の皆さまが一堂に会し、安全意識の高揚と最新の安全衛生管理のノウハウの共有を図る本大会の意義は極めて大きい」とあいさつ。中原八一新潟市長は「全国から集まった皆さまが知識や経験を共有し、建設現場における安全意識のさらなる向上と、建設業の持続的な発展につながる機会となることを期待している」と歓迎の言葉を贈った。
大会実行委員長を務める建災防新潟県支部の福田勝之支部長は、大会が新潟市で盛大に開催できることは「大変光栄」としながらも「死亡災害撲滅の実現にはまだ道半ばと言わざるを得ない」とし「この大会を契機により一層の労働災害防止に努めさせていただく」と誓った。
安全衛生功労者に対する表彰・顕彰基金の顕彰に引き続き、大会副実行委員長の細谷浩昭氏が「安全の誓い」を読み上げた。また「新潟万代太鼓」のアトラクション披露と、総合内科専門医のおおたわ史絵氏による特別講演も行われた。
【写真=福田支部長、高市首相もビデオメッセージで祝辞を寄せた】


















