建設業労働災害防止協会(建災防、今井雅則会長)は8・9日の2日間、新潟市の朱鷺メッセで『全国建設業労働災害防止大会』を開催した。初日の総合集会には約4300人が参加。安全衛生功労者に対する表彰や講演が行われ、また『安全の誓い』を共有した。63回目となる今回の全国大会のスローガンは『仲間の一声で摘む危険 みんなで築く安全職場』。
会の冒頭、今井会長はあいさつで「建設業は豊かさをもたらす、夢のある基幹産業であり、災害復旧においても重要な役割を担っている。一方で労働災害は依然として発生しており、現場で働く一人一人が危険を見逃さず行動する安全文化を根付かせることが不可欠」とし、大会に参加することで「それぞれの現場における安全衛生管理の向上につながる実り多い機会となることを期待する。新たな決意を持ち帰り、労働災害ゼロの実現に向けて行動してほしい」と述べた。
安全衛生表彰は功労賞、功績賞、優良賞など。各賞代表者に対し、今井会長が表彰状を手渡した。
『安全の誓い』では▽安全衛生管理体制の一層強化と三大災害防止対策の着実な実施▽リスクアセスメント徹底と建設業労働安全衛生マネジメントシステム(コスモス)の導入推進▽健康確保対策の定着と普及の推進▽高年齢者の労働災害防止対策の推進―を重点とする内容を確認・賛同した。
講演は、厚生労働省労働基準局安全衛生部長の安井省侍郎氏による「労働安全衛生行政の動向について」。安井氏は労働災害発生状況や現在の安全衛生対策などについて説明した。
特別講演は総合内科専門医・法務省矯正局医師のおおたわ史絵氏による「病まざる 老けざる ホンマの医学」。おおたわ氏は現在取り組んでいる刑務所受刑者の診療などについて話した。
2日目は専門部会を開催。建築部会、土木部会、安全衛生教育部会、低層住宅部会、コスモス部会に分かれ、各分野の課題や取り組みなどについて計65件の発表があり、情報共有を行った。
会場では安全衛生保護具・測定機器・安全標識の展示会も行われ、56企業・団体が出展していた。


















