前橋市は小坂子町へ新設を計画している最終処分場について、2028年度の工事着手に向けて準備を進めている。最終処分場への進入路工事からの着手を想定しており、本体の建設工事については30年度を見込んでいる。本年度は、用地測量を技研コンサル(前橋市)、生活環境影響調査を環境技術センター(長野県松本市)に委託。2カ年かけて進める。また、進入路の測量設計業務を日進工測設計(前橋市)が受注している。
新たな最終処分場の建設予定地は小坂子町別所地内の敷地約9ha。24~25年度の2カ年でエックス都市研究所(東京都豊島区)へ基本設計を委託し、まとめている。
埋め立ての対象物は焼却残渣や不燃残渣、水処理汚泥などで、埋め立て面積約3ha、容量は21万1000立方mで計画している。施設構造はオープン型処分場となる。概算工事費としては、約77億円を試算している。
主な施設としては埋立地のほか、管理棟を併設した浸出水処理施設、防災調整池などを予定。埋立地は底部と法面に遮水工を行う。底部の遮水工は、底部から▽セメント改良土=t20㎝▽ベントナイト砕石=t10㎝▽保護マット(短繊維)▽遮水シート▽保護マット(短繊維)▽遮水シート▽保護マット(短繊維)▽保護土=t50㎝-の順に実施する。法面部は底部から保護マット(短繊維)と遮水シートの組み合わせを2度施し、遮光マット(短繊維)で覆う形となる。
浸水処理施設は、1日当たり105立方mの処理能力で整備を計画。管理棟も兼ねた施設として整備する。脱炭素化の取り組みとして、建築物はZEB認証取得を目指すとしている。浸出水処理水は、五代川までの2・6㎞に管を布設し、放流する予定。布設するのはφ150㎜のビニル管を想定している。防災調整池は容量2300立方mで整備する。
処理場までの進入路として、県道四ツ塚原之郷前橋線から処理場までの延長約230mを、幅員8mを基本に新設する方針。また、埋立地周辺の管理用道路を延長約580m、幅員3・25mで整備する。また、処分場整備により、寸断される既存市道の付け替えとして、埋立地北側を通り、敷地を東西に走る切り回し道路を延長約400mで整備する。幅員は4m程度となる見通し。
事業スケジュールとしては、27年度まで用地測量や生活環境影響調査を実施。28年度から2カ年で実施設計や進入路の建設工事、30年度から4カ年で本体工事を進め34年度の供用開始を目指す。
















