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(財)茨城県環境保全事業団

平屋ユニット工法800㎡規模/処分場併設の環境学習施設

2026/10/10 日本工業経済新聞(茨城版)


 県環境保全事業団は、新産業廃棄物最終処分場「エコみらいひたち」(日立市諏訪町)に併設する環境学習施設の基本設計をまとめた。建物は平屋建て・ユニット工法、床面積約800㎡を想定。大型の円形シアターや最終処分場展示室、環境学習展示室などを設け、来館者が体験しながら廃棄物処理や資源循環、自然環境について学べる施設とする。今後、実施設計に着手し、新処分場の供用開始に合わせて整備を進める。



 施設のコンセプトは「ゆたかな未来を築く“循環する世界”を体感する」。展示は大型シアター、最終処分場展示室、環境学習展示室の3構成を基本とする。

 建物は工場で組み立てたユニットを現地へ輸送して施工する方式を採用する。工場組立によって輸送時の二酸化炭素排出や建設廃材の削減を図る。単なる見学施設ではなく、最終処分場そのものを環境学習の題材とし、廃棄物処理から資源循環、自然環境、地球温暖化までを一体的に学べる拠点として整備する。

 大型シアターでは、映像などを活用して環境や資源循環について紹介するほか、最終処分場展示室では、最終処分場の役割や、自然への負荷を抑えながら廃棄物を安全に処理する仕組みを分かりやすく伝える。

 環境学習展示室では「廃棄物処理と資源循環の推進」「自然環境の保全と共生」「地球温暖化への対応」の3テーマを設定。ごみの量や行方、3Rなどを体験的に学び、限りある資源を大切に使う行動につなげるほか、水や森林、生きもののつながりを通して自然の循環や生物多様性について学べる内容とする。

 一方、エコみらいひたちの本体工事は2024年5月に着手。防災調整池や浸出水処理施設などの整備を計画どおり進めている。埋立地北側区画の造成は、場内掘削後の岩石の選別・採取に時間を要したことで計画より約1年遅れたものの、このほど完了し、遮水工に着手した。

 新処分場へのアクセスとなる新設道路でも、トンネルや橋梁など主要構造物のほか、道路改良工事を進めている。(仮称)大久保町第2トンネル本体工事は3月に事故が発生したため一時中止していたが、施工体制の刷新など再発防止策を講じ、7月に工事を再開。全工事の受注者に対しても安全教育の再実施などを指示し、安全管理を徹底している。

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