コンクリートメンテナンス協会(JCMA)は14日、「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2026」(北陸フォーラム・新潟)を新潟市中央区の朱鷺メッセメインホールで開催した。「インフラ長寿命化を支える維持管理技術の最前線」をテーマに掲げ、最新の維持管理技術や補修手法を詳しく解説したほか、現場で直面する具体的な問題を取り上げ、その解決策を参加者が共有した。
開会に当たり、JCMAの徳納剛会長は「私たちの社会インフラを考える時にコンクリート構造物の老朽化は深刻な問題となっており、その維持管理は喫緊の課題。インフラ長寿命化計画が推進される中、技術者不足や維持管理コストの増大といった厳しい現実に直面しており、根本的な対応が強く求められている。また補修技術や劣化診断技術は目覚ましい進展を遂げているが、残念ながら実務への適用はまだ十分ではない」と指摘。今回のフォーラムを通じて課題や改善策を考えるとともに、多彩な講師の話を聞き、維持管理の現状と将来像について議論を深めることに大きな期待を寄せた。
当日は、国土交通省北陸地方整備局道路部の吉田健一道路保全企画官が「国土交通行政の最新動向」、ネクスコ東日本の古谷嘉康氏が同社の新潟支社における維持管理の取り組みを紹介。続いて長岡技術科学大学の丸山久一名誉教授が「塩害を受けたコンクリート構造物の耐荷性能」、JCMAの江良和徳専務理事/技術委員長が「亜鉛酸リチウムを活用したコンクリート補修技術の最前線」、CORE技術研究所の真鍋英規社長が「インフラ長寿命化に貢献する非破壊検査・点検技術」をテーマに講演を行い、最新の情報や今後の展開につながるヒントを提供した。
【写真=徳納会長、最新の知見を学んだフォーラム】


















