関東地方整備局は2022年度河川砂防技術研究開発の公募を国土交通省が開始したのを受けて、研究データの保有状況や実証実験に関する協力体制への事前調整の受け付けを行っている。研究開発の公募締切りは11月12日。
応募資格は①学校教育法に基づく大学または同付属試験研究機関など②研究を主な事業目的としている特例民法法人並びに一般社団法人、一般財団法人など③日本に登記されている民間企業など--。
水管理および国土保全行政における技術政策課題を解決するため、産学のもつ先端的な技術を積極的に活用し、産学連携による技術研究開発の促進を図るもの。スケジュールは22年3月に採択の可否決定と公表。5月までに委託研究の契約し、研究開発を開始する。
研究データの保有状況などの問い合わせは、河川部河川計画課(℡048-600-1335)まで。
応募の詳細は専用ホームページ(http://www.mlit.go.jp/river/gijutsu/kenkyu.html)を参照。
新規公募分野における主な課題の概要は次のとおり(▽課題名=①課題の概要②研究期間③費用限度額--の順)。
▽河川技術部門・河川技術流域管理分野(指定型課題)=①流出抑制対策の治水効果を推定できる流出解析・洪水流解析技術に関する研究開発②最長2年③2000万円
▽砂防部門・地域課題分野(指定型課題)=①土砂・洪水氾濫対策計画立案のための地域特性に応じた山地河川の土砂・流木動態解析手法の再現性向上など②最長3年③1700万円
▽河川生態部門・地域課題分野(指定型課題)=①流域治水を視座においた生物多様性のためのハビタット保全・創出との評価に関する研究②1年③500万円
▽海岸技術部門・海岸技術分野(指定型課題)=①海底谷への土砂流出の推定技術に関する研究開発②最長2年③2000万円
【発表資料】